お金の心配をしなくていいというのは
けっこう心が軽い。

そんなことを言えば、どんな生活をしているのかと思われそうだが
そんな生活をしてるんです。
清貧推進協会。欲しがりません、勝つまでは。
耐えてまで、一体何と戦っているのか、今は不明瞭。

旅行貯蓄の返還金。これが今回、結構でかかった。
次の賞与が出るのが12月?
余裕ですね、上京2回。

「メディアがここまで発達した時代。テレビやネットの普及で、意図的でなくとも簡単に手に入るエンターテイメントの中、本を読むという行為が何と無意味になったか。」
私があまり好んではいない某評論家がこのようなことを言っていた。
そんな無意味なことを貪るようにやっている、今日この頃。

川上弘美「センセイの鞄」
宮沢章夫「よくわからないねじ」
田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」
坂口安吾「堕落論」
フィールディング「ブリジット・ジョーンズの日記」
中島らも「今夜、すべてのバーで」
ここんとこ、読みかじってみた本ら。

どこかにあるはずだ、と色々漁ってみたけれど
見つからなかった
霧が晴れるための分岐点みたいなもの。
純文学は苦手だ。
結末に結論がないから。

今までは
どんな苦境に立っていても
自分の見ているもの、感じていることに絶対的な自信を持っていたのかと思う。
例えそれが独りよがりのものであっても
自分が信じられる、価値観とか観念とか意思だとかいう
「軸」がしっかり持てている人は
それなりに強い。

今は
その軸が、私の中でぶれ始めた。
自分が信じていたこと、やってきたことが
全部間違ってるんじゃないかと。

私が正しいんだ、と思えば
一方で自信過剰な気がする。
私はダメなんだ、と思えば
一方で被害妄想な気がする。

で、もう一方では
そんなことで、いちいち凹んだり、悩んだりしていることが
「下らないことだ」と思っている。

寝る前に考えるのは、いつもこんなこと。
当然寝覚めは悪い。

停滞に対する嫌悪感。
解決策は今のところ、無い。

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